「メンズエステのセラピスト経験がないと経営はできませんか?」
とご相談いただきました。
答えから言うと、NOです。
メンエス業界のオーナーさんって、男性が多いと思います。男性が多いということは、お客様の経験はあったとしても、セラピスト経験はありません。
でも経営者として運営してますよね。
なのでセラピスト経験がなくても、経営はできるのです。
私自身もメンズエステのセラピスト経験はありませんでした。
ですが自分のお店で働いてみたのです。これは女性オーナーの特権ですよね。
あ、働いたと言っても、黎明期のころなので、今のような過剰施術ではありません。
ただ、男性に施術するって、どんな気持ちか?
これわかるだけでも違います。
はじめは男性に触るのも抵抗ありましたが、もともと医療系でしたので、すぐそれは慣れました。
あとは、いろんなユーチューブ見て勉強したり、いろんな方の施術も見に行き、勉強させてもらいました。
昨年まで経営してましたが、この2,3年で密着とかマーメイドってやつを知りましたですね。私はハードルが高かったのですが。
あと、四つん這いとかも当然うちはやってません。
(笑)
まー、うちのお店は、マッサージと人間力と、トーク力が勝負のお店だったのですが、オーナーが施術を習得したところで、それらが経営に役立ったかといえば、完全にNOです。
知らないよりかは知ってる方がましってレベル。
施術のアドバイス等は、別にオーナーじゃなくてもいいわけです。できる人を採用すればよいわけですし、セラピストさん同士、勉強会の場を設けてやってもらえばよいです。
研修の時だけ講師を呼ぶという方法もありますし、セラピスト同士、やればよいじゃないでしょうか。
またユーチューブも参考になるものが多くあります。それ見てもらって、実践してもらうのもありだと思うんですね。
知らない外部の講師を頼むと、お金かかりますし、素性わからない人、入れるのも怖いです。
起業すると、何でも一人でやらないといけないときはありますが、苦手なところや未経験の部分は人任せでいいのです。
オーナーのお仕事は集客です。
お客様とセラピスト様をマッチングさせて、安全安心に施術提供の場を作ることです。
現場のことは現場におまかせをして、あなたのやるべきことだけに集中しましょう。
それから、女性オーナー様に多いのですが。
施術ができないとダメとか、バカにされるとか思い込んでる人が多いです。
そんな馬鹿にするような人は、採用しなければよいのです。
ただ施術できないと言うと、もしかすると、女性特有の何らかの距離感ができるかもしれません。(笑)できてもいいけど。オーナーとセラピスト、友達じゃないし。
でも、そういうの気になる人は、少し経験あるとか、一般サロンで男性向けにやってたとか、何でもいいので言っておいてください。物は言いようです。
基本的に、オーナーとセラピストは立場違うので、その辺気にしないでください。
何度も言いますが、施術できるできないは、経営にはまったくありません。
逆に、セラピスト様と距離が近すぎるのも、ある意味問題ですし、施術できないことに、卑屈になる必要もありません。